交番と駐在所

 

 

交番・・・警察官が交代で勤務する。勤務する警察官は各班に分れて一班8時間ずつ(警視庁の場合)交代勤務する。班長(巡査部長)や交番所長(警部補あるいは警部)が勤務員の統括に当たる。

 

 


駐在所・・・警察官が住みこみで勤務する。家族の援助が必要な為、既婚者でなければならない(※2021年11月現在、勤務条件の緩和のため「家族帯同」を原則としているのは京都府警のみ)。東京都(警視庁)では公安委員会規定「駐在所等勤務警察官の家族に対する警察協力謝金支給規程」により、駐在所等において勤務員と同居し、勤務員に協力して、警察用務を処理している職員の家族のうち1人に対して、警察協力謝金として、定額が支給される。

 

 


以前は交番は派出所と呼ばれていたが、勤務員である「外勤警察官」の名称が「地域警察官」へと変更され、警察署の派出先という意味の「派出所」は、地域密着の警察機関としての「交番」へと変更された。
ただし、海水浴場や山岳地帯などで一時的に設置される警察署の出先機関は「警備派出所」という。